La Castellada訪問記2019

believe kitchenでは、ナチュラルなワインもグラス1杯からお楽しみいただけます。

先日やっと、ワインをご紹介する黒板を設置しました!

が、、、ここに書き切れていないワインもちらほら。お話させていただきながらご紹介できればと思っています。

kitchenでお出ししているワインは基本的に私が飲みたいワイン(笑)なので、おすすめは?と聞かれるとそれはもちろん全部!なんですが、その中でも敢えて“megのおすすめ”と記載しているものがひとつ。


イタリア・フリウリの“La Castellada(ラ・カステッラーダ)

味わい深く、一般的な「白ワイン」のイメージとは全く別物。普段白を好んで飲まれない方もぜひ一度はお試しいただきたいなと思っています。

味については「まぁまずは飲んでみてください!」なんですが、ぜひご紹介したいのがその造り手さん。


なかなか海外に行けない今のご時世、今日は私の2019年2月“La Castellada”訪問記でイタリアの風をお楽しみいただけたら幸いです。


■ゴリツィアという街

La Castellada(http://lacastellada.it/)があるのはイタリアのフリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州、Gorizia(ゴリツィア)という街。お隣はスロヴェニア、よくたとえられるブーツの形で言えば「ふくらはぎの一番膝側」とでもいえば良いでしょうか。正確な場所はGoogle先生に聞いてくださいね!

ちなみにミラノに住む友人には「見どころの街全部素通りしてまたそんなマニアックな街に!」と驚かれ(笑)、ゴリツィアの街を歩いていても日本人どころかアジア系の方には全く出会わない、でも治安は良く街には歴史的な見どころもあり、なかなか興味深い街です。


La Castelladaへのアポは、ホームページ記載のメールに簡潔ながらもパッションを込めて見学のお願いメールを英語で送付。1週間前のアポにもかかわらずご快諾いただきました。ありがたい!

ミラノから電車に乗り、途中ベネツィアで乗り換えてゴリツィアに向かいます。

ゴリツィアまでの電車のチケットはネットでぽちっと。ホテル(B&B)もぽちっと。便利な世の中です。

■La Castelladaへ

La Castelladaがある場所まではホテルから徒歩で30分くらい。ホテルが街のはずれにあったので、中心街からだと歩いて1時間くらいになる感じです。ゆったりと他のワイナリーを横目にお散歩がてら向かっていきます。



このあたり、犬を飼っているお宅が大半で、みなさん番犬としての役割をきちんと果たしていまして、私が通るとめちゃくちゃ吠えるんです。。そして一匹吠えだすと連鎖してみんな吠えます。普段人が歩いて通るなんてないんだろうなぁ。何も悪いことしてないんですが、なんだか反省を促されているような気持ちに(苦笑)。



Google先生がココ、と示した場所は普通の民家。このあたりなはずなんだけど、Castelladaってないな~と思いながら進んでいって、むむ、あそこか!と舞い戻る。

違ってたら不法侵入だよなぁ、誰かいるかなー、、とウロウロしていたら、ちょうど中からダンディーな男性が現れました。


■当主Nicolo Bensa氏

中から現れたのはLa Castellada 当主のNicolo Bensa氏。私の周りでは“ニーコ”と親しみを込めて呼んでいる方が多いので、思わず心の中でニーコ様!と叫んでおりました。


ご挨拶して今日のアポの旨お話しすると、


あれ~、メールやり取りしてたのは息子なんだよね、息子どこか行っちゃって。。

英語だけかな?イタリア語しゃべれる?


・・ごめんなさい、英語でお願いします。。


スロベニア語は?フリウリ語は、、、無理だよね?


・・・(!!)え、英語でお願いします!!


そうだよね、OK!ただね、英語あんまり得意じゃなくてさ、50過ぎてから英語勉強したんだけど、なかなか難しくてね。でもここのワインを知ってもらうためにはどうしても必要だからね。説明ちゃんとできなかったらごめんね~


という流れで、ニーコ様じきじきにご案内いただくことに。テンション上がります!



■試飲タイム!

じゃあ色々試飲しながら説明するね、ということで、ワインのタンクがずらりと並ぶ中からあれやこれやの試飲タイム。完成されたボトルのものだけでなく、タンクや樽からもいただけるのは貴重!

これは去年醸したばっかりだからまだフレッシュなだけだね、とか

これはここの土地特有の品種なんだけど、僕はこの地域でこの品種でおいしいワインを作りたいんだよね、とか

これは今はちょっとまだトゲトゲしているからまだ出せないね、もっとエレガントでなめらかになるまでもうしばらくかかるね、などなど。


同じタイミングで、同じものを試飲しながら、その造り手さんのお話を聞けるなんて!今思い返してもしあわせな時間。


ぶどうの収穫はぶどうの実の熟成具合を見極めながら、だから品種によってタイミングが違うんだけど、この年は明日収穫しようと決めたその晩、動物にほとんど食べられちゃってさ、収穫できたのバケツ2杯分だけになって、あの時はほんと参ったわ~

でも、動物はいらないように網に電気流したりもできるけど、それは僕はやりすぎだと思うんだ、この自然環境の中で作っていきたいからね。


あそこのワイナリーでは色々トライしてて、その多くは僕には理解できないおかしなことのように感じたりもするけど(クレイジーだ、とおっしゃってたような。。笑)、でも今彼がやってるアンフォラは、理にかなっているし僕もやってみたいと思っているんだよね。


このボトリングのマシン、すごい高くてね、元とるのに何十年とかかるんだよ、使うのは1年の中で限られたときだけなのに。。でも外から業者にきてもらうと、ベストなタイミングでボトリングできないから、どうしても必要なんだからね、買っちゃったんだ!

などなど。

(※途中、話が盛り上がってくるとだんだんイタリア語交じりになってくるので、一部私の想像で補っている部分がございます。悪しからず・・・!)

ワインのこと、畑のこと、土地のことを語るニーコ様はとってもチャーミングで、でもロジカル。話の端々にご自身の持つ“軸”と探求心が垣間見えるような、そんな方。


■すっかりファンに。

ここ(セラーの中)は寒いし、タバコも吸いたいから外にでよう!ということで。

(ニーコ様、実はヘビースモーカーだったりします)


ちょうど夕暮れ時、目の前に広がるぶどう畑と沈みゆく夕日を眺めながら試飲の続き。

これはもはや、ニーコ様とのサシ飲み。

おなかすいたでしょ!と、奥様からチーズとパンの差し入れもいただきまして。